パニック発作に関する考察(体験談)

哲学的な話

今回の哲学的な話はパニック発作に言及していきます。

今、けっこう身の回りに、「パニック発作」を経験した方が増えています。

実は私も経験しました。
ほんとにつらい^^;

発作が起きた当時は私も混乱し、藁をも掴むように色々な情報を集めました。
もしそういう方がいたら、この記事が少しでも役に立ちますように(-人-)

この経験から、私が立ち直った方法や、なんで今パニック発作を経験する人が増えているのか、哲学的に考えてみたので、つらつらと書いておきたいと思います。

注意:
私は医師からパニック発作という診断はもらっていないうえに、以下の内容も良い結果がでることを保証するものでは一切ありません。あくまで素人の体験談なので参考程度に見てください^^
私がパニック発作になった時の描写など綴っているので、嫌な気持ちになったら読むのをおやめください^^;

私の体験したパニック発作

仕事をバリバリやっていて、仕事漬けの35歳くらいのときでした。

当時は土日にも仕事をしていましたし、仕事以外の時間は疲れ切っていて、なにも気力がわかないくらいの状態でした。子どもたちとも遊べていなかったし、ずっとイライラしていた気がします。

さらに、クライアントにもパートナーさんにも良かれと思ってやったことが、なぜか全て裏目に出てトラブルになり、自分が責任をもつハメになるような件が続き…
精神的にもボロボロでしたが、それが将来の肥やしになる!と自分を奮い立たせて走る日々。。。

楽しみにしていた5月のゴールデンウィークの、半分以上が結局仕事で終わり、残り数日しか無い休日も疲れ切ってなにもできずに家でゴロゴロ。

そんな中、友達から
「知人からヨッチが適当な仕事をしている、と聞いたけど、なにしてるの?」
と連絡がありました。

“しっかりした仕事をするためにずっと身を粉にして働いてきた”
それがわたしの拠り所だったこと。
内容が事実無根であること。
知人に陰口のように言われたこと。
友達に疑いをもたれたこと。(誤解は解けてるのでもう責めてません^^)

すべてが一度に吹き上がってきて、頭が熱くなり、心臓が恐ろしい速さ強さでバクバクとして言葉が出なくなりました。

でも、そのときはそれで収まったんです。

その夜…
肩こりもヒドい、寝付けない。
奥さんや子供がリビングを後にして寝室へ行き、一人だけになったときに…
パニック発作は突然やってきました。

突然、ずーんと気持ちが沈んで、世界が灰色になるような感覚。
心臓がドキドキして、頭の中には「やばい」という言葉しか浮かばない。
呼吸が苦しくて、酸素がはいってこない。
水の中でもないのに溺れ死にそう。という恐怖に飲まれました(°◇°;)

慌ててストレッチをしたり、自分を落ち着かせようとしましたが無理。
「このままこのせまい部屋にいられない」と思い家を飛び出して
深夜の農道を徘徊すること2時間ほど。
やっと動悸や呼吸が収まってきました。

そこからはもう毎日が恐怖。
突然発作が襲ってくるんです。
「自分は頭がおかしくなってしまったのか。いつまでこのままなのか。」

仕事の打ち合わせ中に発作がおきたらどうしよう
電車の中でなったらどうしよう

実際、地下鉄などの狭い空間に行くことを精神が拒絶するんです^^;
職場で突然パニック発作が襲ってきて、事務所に居られず飛び出し、2時間外を徘徊。
打ち合わせに向かった先のビルやお客さんのテナントに入るのが怖くて、外をウロウロ。

非常につらい日々を数ヶ月に渡って過ごしました。
けれど、幸いなことに1年ほどで不安はだいたい収まりました。
その方法も以下にご紹介します。

パニック発作の原因

精神的な原因と、身体的な原因の両方があるようです。

精神的な要因

精神的な負荷(ストレス)は、自律神経に作用します。
ストレスが溜まることで、自律神経のコントロールが効かなくなり、不眠や過眠、倦怠感などが生まれ悪循環にはまります。

これに対しては、ストレスを溜めない環境づくりを徹底するしかありません。
仕事をしなければ食べていけませんが、ストレスを溜めないために、周りに変わってもらう、自分を変える。おもいきって職場を変えることも必要だと思います。
仕事より、生きていることのほうが大事ですから^^

リズムの良い生活と、充分な睡眠も意識して改善しないといけません。

身体的な要因

身体的にはやはり運動姿勢

運動はストレスの発散効果や、カラダの自信につながります。
男性の場合は、運動することでストレスに対抗する男性ホルモン「テストステロン」が分泌されやすくなるようです。

ウォーキングや、ランニングなどのリズムのある動きも自律神経を整えやすいみたいです。

姿勢については「ストレートネック(スマホ首)」は大敵です。
私もスマートフォンばかりを見ていて完全にストレートネックと診断されています。
整体師の方に、「ストレートネックですね。もしかしてドキドキしたりしますか?」
と意味深に言われて…
因果関係はわかりませんが、どうもパニック発作とつながりがありそうです。

このストレートネックは厄介で、今も簡単に治療はできないようです。

ストレートネックにより、背中、肩、頭への血液の循環が悪くなり、慢性的な不快感や、呼吸のしにくさ、自律神経の不調を生んでしまうようです。

アゴを手のひらで首にぐっと押す運動を習慣づけるといいようです。

デスクワークの人は集中してしまいがちですが
スマートフォンでアラームをかけるなどして、定期的にストレッチをすると良いです。
そして深呼吸―

スマートフォンを見る姿勢にも気をつけましょう。

わたしが立ち直った7つの方法

①信用できる人に相談する

まず、自分がつらい状態であることを奥さんや信頼できる仲間に話しました。

パニック発作の恐怖の中にいるので、それを口に出すのも容易ではありませんでしたが
すこしずつゆっくり状況を説明して、理解してもらいました。
幸い職場の仲間にも理解をしてもらえて、負担を肩代わりしてもらったり、奥さんにもたくさん支えてもらいました。
子供の叫び声など大きい音なども無理だったので、子供には悪かったけど静かめに過ごしてもらいました。

心配をかけたくない、とか、変に思われるんじゃないか、とか絶対考えてはいけません。
そういう考えを持っている人だから、負荷がかかるのです。
お医者さんに相談するのも大事だと思います。

②考えたことをメモをする(自分を客観的に見る)

そして、とにかくスマホのエバーノートを使って、考えたことをメモしました。

自分に何が起きているのか、何が問題なのか、どうすればよくなるのか。
そんなことをひたすら書き続けていると、客観的に自分を見つめることができます。
やはりもともとの生活が、心もカラダもギリギリの状況だったことが初めてわかりました。

メモの中でも特に「回復したらやりたいことリスト」が自分の支えになりました。

正直、けっこう死を意識するくらいの状況でしたので^^;
かなり混乱していました。

生きていくために本当に大事にするべきものは何なのか。
このメモから、自分の頭の中をまとめていくことができました。

③救心を飲む

動悸がすごいのか、感覚が動悸に集中してしまうのかわからないのですが
あとストレスがあると、心臓がキューっとなる感覚ってあるじゃないですか
心臓に負担がかなりある気がして、そうなると思い浮かんだのが「救心」

救心が何にどう作用しているかはあまりわかりませんでしたが
小さいケースで、水もなくても飲める小ささなので
お守りのように持ち歩いて、やばいかもって思ったら飲んでいました。

あの味がまた気付けになる部分もありました…

公式サイトより引用

④マッサージに行く

私はりらくるというお店でマッサージをしてもらいました。
とにかく、金額がお安いのでしょっちゅう行ってもお財布にやさしい。
2週間に1回くらい行ってました。

1時間くらい、ゆったり。脱力。
筋肉の疲労もながれて、頭すっきり。

色々な方に担当してもらいましたが、みなさん日常のちょっとしたアドバイスなどをくれたり、ほんとうに親切でした。

⑤負荷の少ない運動をする

まずは、ひたすらウォーキング。
肩掛けカバンで仕事に行っていましたが、背負かばんに変更。
仕事帰りに2つくらい手前の駅で降りて1時間位かけて歩いて帰るようにしました。

あきる野は田舎なので、季節も感じられて、空気もきれいで最高。
高台から盆地のあきる野を見渡せるコースや、多摩川を渡る橋など、気分で楽しみつつ。

あとおすすめはヨガ。

家ヨガは、思いついたらやっています。
ヨガマットだけは購入して。
ほんとに気持ちいい。マリコ先生ありがとう(-人-)

ヨガといえばYouTubeのびーライフ>

⑥良い人をやめる

「良い人」には、ダメな人が食い物にしようと集まってきます。
なので「良い人」をやめるのも良いかもしれません。

自分も以降の人生でダメな人にできるだけ、心と時間を割かないようにすることに決めました。

本来は自分は大乗的な思想で、どんな人とも話せばわかると思っていたのですが。
やっぱりわかりあえない人や価値観が存在していて、無駄に他人を傷つける人や、無尽蔵に相手に求めるだけの人もいるので、そこは救えない。
自分と大事な人達の人生を大切にする。

そう決めました。

⑦自分の気持を優先する

⑥と似てるんですが…

一匹の動物のように、行きたいとこに行き、寝たい時に寝る。
行きたくないところには行かない。
食べたくないものは食べない。
気を使わない。

そんな自分を愛する。

そんな時間を作ってください。

パニック発作が増える今の世の中に思うこと

※このブログは私の偏見で書かせていただきます。

私の子供の頃は、俗にいう不良もたくさんいて混沌としていました^^;
ちょっと野生に近いと言うか、♪理屈も法律も通さない♪な雰囲気でした。

今の子供たちを見ていると、非常にその点しっかりしている
(もちろん今も本能的で元気な子はいると思いますが、私の絶対的主観からみた相対的に 笑)

日本の社会が成熟して、冷静になっているんだと勝手に感じています。
熱量を持って、無軌道に生きることは効率的では無い、というような。

お仕事で出会うたくさんの若い人たちも、知れば知るほど
「協調的」で「自己否定的」だったりする方が多いように感じます。
自分ももちろんそういった1人でした。

結局、その自身への精神的な負荷が閉塞的な気分や、パニック障害を引き起こしていると思いました。
適応障害や自律神経失調症なども近いものがあるのではないでしょうか。

前回の哲学的な話では、「人生を豊かにするために理不尽な他人に侵される必要はない」という話でした。

しかし、今回感じているのは、他人からの攻撃ではなく、自分自身が自分を攻撃してしまっている側面もあるのかな、と思いました。

「一生懸命みんなに合わせなきゃ」
「能力が足りていない自分がダメ」
周りでもこんな気持を強くもっている人が多いのですが、たいていそれによって潰れてしまうのを何度も見てきました。
みんなに合わせることや、向上心を持つこと自体は良いことなんですけどね。

大事なのは、ときに開き直ることだと思います。

「いくら期待されてでもできないものはできない」
「今の自分がすべてでそれ以上でもそれ以下でもない」
「自分が悪いわけではない、周りも悪い」

そんな開き直りを、真面目でがんばりすぎるみんなにもってもらいたいです^^

あとは…スマホの見すぎ、それとデスクワーク…
このあたりは現代人の身体に大きな悪影響がありますね。

なにか技術革新があるまでは、自助努力で気をつけて、カラダを動かすようにしましょう^^;
楽しんでできる運動を趣味で持つのは大事かもしれません。
ちなみに日本舞踊を習いたい方がいたらぜひお声がけください(^^)/

まとめ

パニック発作を経験したヨッチも、このような感じで発作はその時期以来起きていないですし、今はほとんど不安も無く生活しています!
(閉鎖的な空間に入るのは今も嫌な気持ちにはなります^^)

今まさに不安をもって生活している方は、ぜひこの記事を見て少しでも気を楽にもってもらえたら嬉しいです。

疲れたら休む!元気になったらまた進む!

それ以上でも以下でもないのです。
ボチボチやっていきましょう!チャオ

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