あいも変わらずJR武蔵五日市線からお届けしております。
ヨッチです(☆o☆)/
あきる野の小学校が遠足で行くこともある「弁天山」という、定番の小山があります。
30分くらいで山頂に着くため、大人が登山するには物足りないかもしれませんが、子どもと一緒に家族で山登りハイキングにはもってこいです。
最近、この「弁天山から『城山』へのコースが整備された」と父親から聞きました。
しかも弁天山から城山山頂まで20分とのこと。
へーそれは行ってみたいなー、と紅葉の季節に今回挑戦。
しかし…
この『城山』を以前ご紹介した戸倉しろやまテラスの『城山』だと思ってしまったのです。
それがすべての不幸のはじまり。
そりゃそうだ、弁天山から、しろやまテラスまで整備された道でも1時間くらい歩くんだから…
ということで、先に教訓。
弁天山から行ける「網代城山山頂」は戸倉の城山ではありません!
(いや、こんなミス普通しないのかな^^;)
弁天山で紅葉を楽しむコース
まずはJR武蔵五日市線、武蔵増戸駅から弁天山の登山口までの道案内。
「網代橋」という山への近道が、令和元年の大雨から通行できなくなっております。
そのためもあり、登山口までまあまあ歩きますが、山田大橋からの景色もなかなかきれいですので、合わせてお楽しみください^^
山田大橋のパノラマを御覧ください。
ここからみるだけでも圧巻の景観。
さて、山田大橋を渡りきると網代トンネルの入り口に突き当たります。
そこを右に進みます。
しばらくいってまた橋(夕日橋)をわたると
この場所↓を右に曲がって、ぐねぐねと道なりに進んでいきます。
しばらく進んだら、看板があるところ(ちょっとわかりにくい)を、弁天山入り口に向かって左手の道に入ります。
さらに少し進むと入り口の表示とトイレ、なぞの石像があります。
個人的には宇宙からきた人類の始祖を表しているのではないか、と推測しています。
ここを右に向かえば弁天山の入り口です。
弁天山に登っていく
順調な滑り出しです。
鳥居から入ったところのお賽銭箱に金を入れて、手を合わせたりしちゃって^^
気持ちよく登り始めました。
このあと地獄が待ち受けていることも知らずに…
貴志嶋神社
途中「網代弁天山」という方面と、「貴志嶋神社」という方面への分岐があります。
「網代弁天山」は山頂を目指す道です。
おすすめは先に「貴志嶋神社」を見に行く道です。
自然の中に厳かに、社が見えてきます。
どうやら非常に古くから存在していた社を改修しながらこんにちにいたっているようですが、神社であるからには神主さんがいて、行事も行われるのだと思います。
たまに、お神酒などを山の中まで担いで歩く地元の人を見かけたりします。
弁天山の洞窟
貴志嶋神社をすぎて進んでいくとすぐに待っているのが
弁天山名物の洞窟です。
あきる野市指定文化財でもある石像が、洞窟内にあります。
ぜひ、ちょっと怖いですが覗いてみてください^^
昔は、弁天山の名前の由来でもあった弁財天の像もあったということですが…
どこかいってしまったのでしょうか。
弁天山の山頂
さらに洞窟から道なりに進めば、山頂です。
こちらを上に上がっていきます。
はい、到着。
先に山頂にいた女性二人は
「なんか全然山に登った気がしないー、散歩レベルだねー」
なんて話していたくらい、登るのはきつくなかったです。
弁天山山頂からの景色。
もうちょっと紅葉が進んでたらきっと最高だったと思います。
こちらは弁天山山頂の様子。岩がごろごろ。
では、山頂の景色もパノラマで!
弁天山から城山へのコースへ
さて、ここからは自分の勘違いもありだいぶおかしな状況になっていきます。
ちなみに城山山頂への階段が結構険しいので
小学校低学年以下の子どもとご一緒の家族はちょっと大変かも(^^;)
さて、父親から聞いた「弁天山」から「城山」へのコース。
五日市戸倉にある「城山」は市街地なので
「最終的に市街地に出れるんだろうなー」というのが一番の勘違いでした。
まずは、山頂から上がってきた道を降りていきます。
途中、洞窟側から来た道を無視して、下に階段を下っていきます。
下山する人も同じルートになります。
すると、最初の登山口方面へぐるぐるっと道が曲がっていきます。
この先が、少し丘になっていてベンチもあるので、お弁当などを食べたり休んだりするのに丁度いいです。
その手前、左手に看板が見つかりました。
おお、ここから城山にいくのねー
0.4キロって、ほんとにすぐそこなんだなー
(ちなみに小峰公園もいい場所なので、今度ご紹介します。)
ハイシー懐かしすぎじゃないですかw
さて、丘が見えてきた。
しかしさっき山頂で会った女性2人がくつろいでいる。
山の中で2回目あって、また「こんにちわー」もおかしいし、無視も悪いし…
という若干の気まずさを持って、丘にたどりつくと、そこは少し広めの場所でした。
女性に軽く会釈だけして、立っている看板をまじまじ。
へー、城跡なんだ。なにも無いけど。
ま、女性たちがくつろいでるのを邪魔したくないし、じゃあ城山へ急ぎますか。
↑これが間違っていました。すでにここが目的地の城山山頂だったのです。
どこにもそんなこと書いてなかったけど。なので
ここまできた人は、引き返して下山するのが正しいコースになります。
この先の道がどんどん細く険しくなっていきます。
案内の看板も無くなり、木に「市」と書いてあるのを辿りました。
「死」ではなくて良かったと思っています。
写真ではわからないとおもうのですが、とんでもない急勾配。
林業の方かな、用意してくれてあるロープにつかまらないと降りれない。
ちょっと待って!
すでに山頂から30分以上あるいてるし…
もう足がガクガクで、前に出ない…
飲み物を持たずにきてしまってノドからから…
こんな険しいはずが無い…城山はいったいどこに?
と気づいたときには、引き返すのも地獄、行くのも地獄の状態に。
とにかく前へ進もう。
このまま夜を向かえたら…
ああ、最悪はレスキューにきてもらうしかない
自分はいったいどこにいるんだろう…
弁天山で遭難したなんて、恥ずかしくて人に知られたくない…
あれ…スマホの充電切れそう!?
富山県利賀村の旅以降の今年2回目、大自然の怖さと自分の甘さを痛感。
弁天山山頂から1時間近く歩き続けたところで…
これはなんだ!?天国の入り口でも見えてきたのか…
いや、これは人工物!
やったーーーー!!
高尾神社!?高尾公園!?
あと18分がんばってあるけば生還できる…
疲労のピークを向かえている体をなんとか動かして進みます。
途中めちゃめちゃいい感じの山道を抜けて…
とんでもない風景を発見…
これは知る人ぞ知る秘境スポットなのでは…
ちょっと感動。
鳥居があった!神社が近い。
あ、街が見えてきた!
「助かった!高尾神社ありがとう!」
おもわず口に出した独り言が、神社に来ていた人に聞こえてしまったけど、もう恥ずかしいと思う余裕はないw
とにかく無心で手を合わせました(-人-;)
今度お礼参りにこなくては。
あきる野市 高尾神社&高尾公園
あきる野市高尾神社&高尾公園の様子。
公園の遊具がわりとあるので、小さい子は楽しめそう。
お社も風格があります。
早く…水分を…
まとめ
いろいろありましたが、紅葉の季節の弁天山、最高でした。
夏の緑の深い時期も、自然の中はすこし温度もさがって気持ちいいですよ。
少し体を動かして、美しい自然の中でほっこり癒やされる休日になると思います。
それとやっぱり…
皆さまに、弁天山から城山のハイキングコースは、あの「城跡」の看板があった場所で終わりだということを私の教訓としてお伝えします。
もし、登山に慣れている方で、今回僕の歩いた
「弁天山→高尾神社コース」に行ってみたい方がいれば、ぜひお試しください。
その際は、必ず覚悟を決めて。
少なくとも登山専用の靴でいったほうが良いと思います。
おしまい
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